Class5 Hanggliding in Japan


by yamamototsu
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大会5日目

ついに待ちに待った世界選が始まりました(何日も前からですが)。
普段、日本では小さいATOS(ATOS-VS)で飛んでいますが、昨今のVR主流の競技では全く刃がたちません。今回は奮発して最新鋭のVQを購入し、現地まで持ってきてもらうことにしました。本来はきちんとチューニングして現地に乗り込むのが鉄則ですが、往復の輸送コストが高いので、現地でチューニングすることにしたのですが、生憎の強風で練習日に飛ぶことが出来ず、結局ぶっつけ本番で飛ぶことになってしまいました。

初日、テイクオフしセンタリングすると、非常に浮きが良いことが体感できます。VSは失速速度が速く難しかったのですが、VRやVQは低速で飛ぶことも可能なので誰でも楽しく飛ぶことが出来そうです。ロールコントロールはスパンが長い分だけVSよりもワンテンポ遅れる感じですが、VSよりも力はいらないのではないでしょうか。
問題はピッチコントロールでした。CGが合わずセンタリングはバッチリ出来ても、MAX70Km/hと全くスピードが乗りません。結局平地の強風に負けて、この日は途中で降りてしまいました。

二日目、CGを1.5cm前にずらし、更にバラストを4キロ弱積んで競技に挑みました。その甲斐あって、70Km/hでは何とか巡航できるようになりましたが、VRにはぶち抜かれてしまいます。168kmのタスクでしたがあまり苦労することなく17位でゴール。順位はまあまあでしたが、まだピッチが重く、その夜はバンテリン塗りまくりです。

3日目、CGを更に0.5mm前にずらしてフライトしましたが、結局強風でキャンセルとなりました。

4日目、CGを更にもう0.5mm前にずらしてフライトしました。スタートと第2パイロンでつまらないミスをして、23位でゴール。80Km/hで巡航できるようにはなっていますが、まだピッチが重いのでランディング後にCGをもう1cm前にずらしました。これで合計3.5cm動かしたことになります。あと体の位置が悪く引き込みづらいので、スイングラインを2cmほど短くし、ハーネスの足元にも2cmくらいの詰め物をしました。ちょっといろいろなところを一度にいじりすぎですが、これでもっと引き込めるようになるはずです。

5日目は強風のため飛ばずにキャンセル。現在総合25位と目標よりかなり沈んでいます。後半追い上げて行きたいです。

VQの感想ですが、VRよりも高速性能は劣るものの、浮きも足も素晴らしいグライダーです。更に低速もきくので、テイクオフ・ランディングも難しくありませんし、癖のない旋回特性でセンタリングも非常にしやすいです。機体重量もそれほど重くなく、セットアップもかんたんです(独特なので説明を聞かないと組めませんが)。VRは重くて日本人向きではありませんが、この機体は日本人向きの良い機体です。VSはスポーツカーといった感じでしたが、VQは高級セダンといった乗り心地で、誰でも楽しめる機体だと思います。

後半も晴れ続けるようですので、何とか挽回したいです。
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by yamamototsu | 2008-07-28 01:00 | Worlds2008

07月12日(土)

やっぱりゆっくり出かけて、NASA到着は11時半頃。今日の風は海の匂いがするねえと言いながら入山。Sぴー、K坂さんと無理やり西にこぼれようと企みつつ、13時過ぎにテイクオフしました。
Sぴーとともに燕に行きますが、高いK坂さんやフレックスのところまでは行けません。
諦めてサル公園の尾根に行くとK坂さんも下がってきて、PG数機とともにしばらくネチネチ。しかしちっとも上がらず、足尾に戻ってみるとPGテイクの脇でこの日トップの1150mまで上昇。西も考えたものの、すぐ裏の雲はとっくになくなっていてこぼれる気にならない。雲に近いところでの上げなおしを狙ってもう一度燕に行くも、スカ。
結局稼いだ高度を無駄にして再びPG山に戻る。前目で良いのを見つけて回していると、同高度で入ってきたPGがATOSより低速大回りをするので、別のリフトに逃げるとこちらで1000mオーバーまで上昇。前目のリフトで上がったので沖周りで筑波に向かうと、割とロスなく到着しました。先にいたK坂さんは渋そうだが、何とか上がって山頂タッチ。
しかし蓋されていてこれ以上は上がれる雰囲気がありません。そのあともう一度1000mを超えたところで柿岡の町を廻ってランディング。結局何回か伺ったものの、リジッド組3人は裏にはこぼれられませんでした。
WeLAの早めスタートした数人は西のトステムをとって筑波で上げなおせた模様。早起きは3文の得ということか。
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by yamamototsu | 2008-07-16 01:12 | 足尾

07月05日06日(土日)の足尾

07月05日(土)
9時半にTELで目が覚め、やっと家を出ました。幸い首都高の渋滞もほとんどなく11時過ぎにNASAに到着し、準備をしているとSぴーもやってきて一緒に入山しました。
今日は山頂レベルには逆転層があるものの、予想通り気温が上がれば1200mまでは上がりそう。テイクオフがほぼ空っぽになった頃、13時過ぎにテイクオフ。パラ前で一人さくっと抜け出し、さらに谷の真ん中で1200m弱まで上昇。上空には筑波を通るのと、加波から雨引あたりを通る東西の2本のクラウドストリートが出来ています。どっちのラインをどっちに進むかちょっと逡巡し、西は①トップが低くおそらく帰ってこられない。②逆転層と海風で終了が早い。と思い、北のラインで東に進み、南のラインで帰ってくるプランを選択しました。
足尾山頂を出発しドルフィンで雲を伝って東に進みます。下限を800mとしてそれを切らないように900mくらいになったら上げなおす感じ。順調に進んで、国道6号の手前で折り返す。しかし帰り道が良くわからなくなり違う雲を戻ったりしたりしながらも、すっかり弱くなった南側のラインに乗りかえ、600mから雲底につくことが出来ました。この先は雲がなくなっていましたが、雪入で弱いのにかまっていると筑波の間に雲がいくつかできたので、そちらに進んでみます。ちょっと手間取ったけれど何とか上げることができ、筑波山にタッチ。足尾山を通過し、加波山あたりから再び沖に出して、1時間45分で45KmFAIトライアングルをクローズできました。この条件ならまあまあのスピードでしょうか。
足尾山系にもすっかり海風が入っていたので、予想通り西のラインは全て消散しています。東も渋くなり始めているのでもうすっかり満足気味で、もう一度しっかり上げてから降りるつもりで柿岡の先まで行って戻ってくると、PG山の下のほうでもう一度上がります。HGテイク前でリッジを取ったりなどしばらく遊んでMLに降ろしました。
久しぶりに約3時間で54Km(3TP)のフライトが出来ました。
Sぴーは高峰から得意の東を廻って盆地に戻る作戦だったようですが、板敷で結構下がってしまい、残念ながら裏にボムアウトしたようです。

07月06日(日)
目が覚めると既に学生達が解体しています。朝飛びとしては結構良かったようです。
しかし明らかに昨日より湿気が多く今ひとつな雰囲気。飛んでいるPGやHGも雲に隠れたりしていて気分も盛り上がってきませんがが、12時過ぎにテイクオフ。PG山でちょっと上げ、さらに良い上がりのPGの下にもぐりこんで800mまで上昇。50mほど高いHりんが加波に向けて発射したのをみて後を追う。加波の東の尾根の先に雲があったので下に入ると弱いリフトで再び800m弱まで上昇。
流れ始めたので一度足尾に戻り、HG凸から沖に出して雲の下で800mオーバーまで上がったので、更に沖の雲を探りに出かけました。しかしどの雲も今ひとつで弱かったり、上がらなかったり。南っぽいし雲も出来ているので、エイッと難台山に取り付いてみました。
やってしまいました。難台山は結構西を向いているので、今日の風ではすっかりなめていました。ここで粘っても山沈するだけなので、瓦会小学校の上でちょっと頑張るものの、1時間持たずに灼熱の大地の人になってしまいました。
夕方からは北野チームリーダーの指揮の下、グライダーの梱包を行いました。エリアの皆さんにも手伝っていただいたお陰で、日暮れ前に全ての作業を終えることが出来ました、有難うございます。
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by yamamototsu | 2008-07-09 23:36 | 足尾

EXIT戦略

私のフライトのもうひとつの欠点は、サーマルからの離脱時のプランです。
サーマリングやリフトのサーチ能力は足尾のベテランパイロットの皆さんに鍛えていただいたおかげで、以前に比べて随分上手くなったと感じます。しかし、フライト中になっていないなあといつも感じるのは、サーマルからの離脱のときです。以前に比べればセンタリング中の観察能力などは上がっていると思うのですが、まだまだセンタリングへの意識の集中度が高すぎます。そのせいもあって、雲底についたり、上昇率が1m/s以下になって離脱すべきタイミングとなったときに、次に向かうべきルートが確定していないことが少なからずあります。
ここ数ヶ月は右センタリングと、このEXIT戦略を意識して練習するようにしてきましたが、優柔不断という人格の本質にかかわるような問題でもあるため、今ひとつ成果が見えていません。上昇している何分かの間にも状況は変化するものなので、大抵は上がり始めのうちに決定するわけにもいかず、離脱直前まで情報収集して最後の20秒(1旋回)で決断する、という形になってしまいます。
世界のトップパイロット達はどのように決断しているのでしょうか。世界選で何か掴めたらと思っています。

前回大会のフロリダはフラットランドなので先行機が良く見えました。そのため、トップグループが見えるくらいのポジションで飛べている日には自分で決断する必要がなく、非常に効率よく飛ぶことが出来ました。フロリダはフォロワー有利のエリアであり、結果、彼らが渋い空域に差し掛かったときに追いつくことが出来た日もありました。(でも抜けない…絶対に)
もちろんうまく行く日ばかりではありませんでしたが、今度のイタリアはアルプスほどではないにしても山のエリアなのでフロリダほど遠目は利かないでしょう。先行機が山の向こうに見えなくなってしまうと、自分のルート判断で飛ぶことになり、二度とトップ集団を追いかけることは出来ません。そこで、本大会の最大の目標は常にトップ集団が見える位置で飛ぶこととしています。
毎日それが実践できれば10番台前半になってしまいますので、そう簡単には行かないでしょうが、まずはくらいついて飛ぶのみ。そして世界レベルの判断基準をこの目で確認してくるつもりです。

昔、今ヤンから聞いた話をひとつ思い出しました。世界選のガーグルでフライト中、自分の判断でサーマルを離脱しグライドをはじめると、世界のトップパイロットが真横を飛んでいて同時同方向にグライド開始することがあったそうです。考えることは同じなんだと感じたそうですが、サーマルの離脱には正解があるということだと思います。この世界選をきっかけに、正解を導き出せるパイロットに成長したいです。
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by yamamototsu | 2008-07-04 23:19 | Worlds2008

06月28日(土)のフライト

疲れで朝はちっとも起きられず、無理やり布団から這い出すものの、家の辺りはやや雨っぽい。それでも日曜は確実に雨なので、ここで一本飛んでおこうと予報を信じて足尾に出かけました。出遅れたため首都高速は結構な渋滞で、エリアに着いたのは12時近く。既に降りている人も7~8人いて、ややフォローだったり、近くに雨雲が観測されたりで、飛べるときに飛んでしまおうという雰囲気だったらしい。焦って山に上がる条件でもないので、やろうと思っていたハーネスのライン交換をして飛べたらテストフライトする日にしました。
パッと見た目ではそれほど痛んでいるわけではないのですが、世界選というのは10日間続けて、長いときは5~6時間のフライトをするというもので、日本での1~2か月分に相当するようなストレスが用具にもかかってきます。国内だったら様子を見ながらメンテすればいいのですが、世界選中は気づいた日に夜なべをして翌日までに修理しなければならない、なんてことになりかねません。
ピッチ角を制御するラインの交換のために甲羅をはずしたりしていると、CGから足元のケースに繋がっている日もが結構痛んでいることに気づきました。このラインは過去交換したことがなかったと思いますので、多分3年半での交換ということになると思います。
ピッチラインの交換はこれで3回目。初回、2回目はなぜか劣化が早かったのですが、今回は昨年の5月に換えて1年、あと1年は使えそうな感じです。
交換して長さ調整も終わった頃にKよっぺがやってきたので一緒に山に上がってテイクオフ。Kよっぺは素晴らしいセンタリングで上がっていきますが、私はPGにまかれてちょっと苦労します。そのころサル壁にいたK坂さんがPG山をかすめて低く前に出て行き、ありゃ終了だなという感じ。その後私は何とか上げて筑波の手前に行ったのち、もうひと上げして沖に出してみるとふたたびKよっぺと合流。さすが、いい動きしてますねえ。その先で回していたリジッドはなんとK坂さん、ML上空137mから復活したとか。かないません。
私はこの後沖で上がらずランディング。K坂さんはもう30分くらいは飛んでいたでしょうか。

今週末は大会前の最後のフライトとなるかもしれません。是非晴れてもらいたいものです。
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by yamamototsu | 2008-07-03 00:04 | 足尾