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Class5 Hanggliding in Japan


by yamamototsu
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Day6(07月28日) Task5

今日も東テイクオフ(1CN)。発表されたのは主脈合流の南(PEN)、グッビオの北西(MOC)、PENとの中間点(COL)を取って、シジロのML(4LS)へ戻るという、定番じみてきた132キロのタスク。先行機は今ひとつ上がっていないが、雲も良いのですぐ良くなるだろうと思ってテイクオフすると、すぐに1700mまで上昇していい感じ。先行機が上げている風車山に取り付こうと試みるが、手前で下がってそこから高度を回復できない。気がつくと4~5キロ東の雲が雨を降らしていて、高い数機が雨目掛けて沖に出している。自分は高度が足りず沖に出す決心が出来ない。

スタート時間が迫るが尾根線より高度が下がり、苦しい展開。「サーマルは思っている以上に沖から出ている」と心に言い聞かせて低い尾根沿いに前に出ると、流れるサーマルで1300mまで回復。この高度を使って風車山で上がれば何とか最小限の遅れでスタートできる。ところが全くリッジもかかっておらず上がる気配なし。尾根にこだわり過ぎだ、風車山の沖にある低い屏風山を目指す。ここで良いのにヒッてようやくレース開始。既に頭上の雲はかなりどす黒い。

主脈の東面を南下すると順調にPENの北の山まで到着。黒雲も多いしかなり東風が強い。山頂を過ぎるとかぶりを受けてかなり沈下する。PENをとって尾根の東面に出ると何とか上昇し山頂に戻ろうとするがやはり沈下がきつく厳しい。てっぺんが丸いので山頂近くはリッジも取れない、仕切りなおしだ。

Day6(07月28日) Task5_f0171899_10354392.jpg大体この雲と風、もう飛んでいるのも危ない。PEN近くは障害物もなく降ろしやすそうなので、ほぼ降りるつもりでいたら突然いいリフトに当った。どんどんどす黒い雲に近づいていく。折角上がったのだからもっとML近くに下りようと北上すると、またまたさっきの山のかぶりでひどい落ちっぷり。かなり嫌になりPENに戻って降りようかと逡巡していたら、100mほど下をかまわず北上するVRあり(小林だった)。それで勇気付いてシジロの谷に突っ込むことにし、再度北上して主脈を超える。かぶりの中、-2~-5m/sで沈下してあっという間にランディング。

山が丸いので吹き降ろしも乱流にならず、思った以上に安心して降りられました。タスクは当然のようにキャンセル。スタート前から雨降ってたもんねえ。
by yamamototsu | 2008-09-21 10:34 | Worlds2008