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Class5 Hanggliding in Japan


by yamamototsu
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04月24日(土)の足尾

この日も前日まで雨。湿気てダメだろなーと思いつつも、山に向かいます。
西風なのでみんなゆっくり目。PGが1機出てステイしています。
雲底2000mというウワサが流れますが、エマはそんなに良くない。
減率は良いので乾いた空気が入ってくれば十分上がるけど、予報は15時ににわか雨。

あまりテンションが上がらず、12:30とゆっくり目にテイクオフ。
Cooの尾根で切り返しながら上げきると1900mと予想外の展開です。
はじめ富谷から西に伸びるラインを飛ぼうと思って燕に移動しましたが、このライン雲底が低いようです。
東に低い雲が出来ていたので西方向を選択しようと思ったのですが、よく見るとこの低い雲の西側、Cooから北東方向に雲底の高いラインがあります。よし、このラインを飛ぼう。

一旦ラインを外れていたので、ギャップを渡って石切り山脈でラインに復帰。
雲底まで行かずに走り始めるとどんどん上がる。途中+4m/sで上げきってまたグライド。
低い雲の1キロほど西を飛んで、1時間で那珂川、時速30Km。
もうひと上げしてあっという間に久慈川に到着。順調順調。
雲のギャップがあるけど、50km地点まで飛ぼうと平地から山地に入って更に北上。
ところが空気が一変し、ヘッドウィンドが強くなり、シンクも叩かれているかのように強いです。

何とか逃げようとしたものの、低い雲の層に入ってしまい1000m。
低い雲でだましだまし上げつつ、西に流しながら、那珂川ドッグレッグまで着いたところで雲底。
15時も過ぎたし八郷に帰ろうと思って改めて観察すると、南のほうはやたらと暗い。
雲の前面にいるようなので、更に西に向かってみることにします。
ところが全く上がる気配無く、地面真っ暗、北風がやたら強い。
思い切って北に向かって雲の前面に上がるサーマルを探します。
800mまで下がったところでヒット、流されながら雲底2600m。
そのまま雲の前面を伝って西進、一旦雲を離れて鬼怒川にタッチし南下を始めます。

雲の下に再び入ると強い上昇。ちょっとこの雲の下に入るのは危ないか。。。
距離35Km、フォローで2600mあればワングライドで帰れるので、落ち着くまで待つことにします。
最悪そのまま宇都宮に降りるつもりでしたが、ちょっとすると真岡?下館?辺りに日が当り始めました。
もう大丈夫と判断し、足尾に向かってグライド開始。
最初より高度が下がっていたけど、ぴったり高度で誰もいないランディングに到着。
トラックログ
04月24日(土)の足尾_f0171899_23495571.jpg
綺麗な三角が描けて、FAIトライアングル自己最長の131Kmのフライトになりました。
K坂さんの139KmFAIにはちょっと及ばず。
もっと早くもっと上手く飛んでいれば150Kmも可能だったと思うともったいなかった。

あの大きな雲は一時雨を降らせていたらしいです。
by yamamototsu | 2010-04-29 08:02 | 足尾